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タイガー・ウッズが元妻との関係や人生観を語る-忘れてもらえたらありがたい! [スポーツ]

【12月4日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が、米誌タイム(Time)のインタビューの中で、落ち目になっているキャリアを受け入れ、離婚の原因となった失敗について子どもたちに話したことを明かした。

 メジャー大会を14回制し、ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏が持つ歴代最多の優勝18回を目指してきたウッズだが、2008年の全米オープン選手権(2008 US Open Championship)以降はメジャー優勝に見放されている。今月30日に40歳の誕生日を迎えるウッズは、腰に3度目のメスを入れたばかりで、復帰の時期も未定となっている。

 キャリア絶頂期について「素晴らしい記録が続いていた」と振り返るウッズは、「自分でも信じられないようなことが、試合の中でできていた。30代までに、あれだけのことが達成できるとは思っていなかった」と続けた。

 3日にタイムのウェブサイト上に掲載されたインタビューで、ウッズは珍しく自分の世界についても語っている。

「心から、ゴルフをやめたくないと思う」と言うウッズは、キャリアが終わる可能性について「そうなってほしくないことだし、これからそうなる予定もないが、そうなるときはそうなるものだ。自分の中で受け入れている」と語り、「子どもといる方がよっぽど大切だ」としている。

 2004年に結婚したウッズとエリン・ノルデグレン(Elin Nordegren)さんの間には、サム(Sam Alexis Woods)ちゃんとチャーリー(Charlie Axel Woods)君の2人の子どもがいる。しかしウッズは、複数の女性との不倫疑惑が発覚したことで、2010年にエリンさんと離婚した。

 ウッズは、もう一度やり直せるなら「元妻ともっとオープンで正直な関係を築きたい」としており、「今の彼女との関係は最高だ。彼女は親友の一人だ
よ。僕らは電話でいつも話している。僕らにとって一番大事なのは子どもだ。あのとき、それに気づいていればよかった」と述べている。                           

 ■「忘れてもらえたらありがたい」                                               

 また、ウッズは夫婦生活が破たんした理由を、できる限り子どもたちへ説明したという。

「僕が話の主導権を握り、『いいかい、パパとママが同じ家に住んでいないのは、パパがある間違いをしてしまったからなんだ』と伝えた。彼らがインターネットを使う年になって、友達から何かを言われる前に、伝えておきたかったんだ」

 アルペンスキー選手リンゼイ・ボン(Lindsey Vonn)との交際については、非常に良い関係だったとしたウッズだが、お互いの練習スケジュールが、子どもとの生活や米ゴルフツアーの日程とうまく合わず、すれ違いが続いていたため、5月に破局を迎えたと明かしている。

「素晴らしい関係だったけど、うまくいく方法はなかった。お互いに不利益が生じていた」

 ウッズは、家のテレビでゴルフを見ないことも明かしており、「最後に見たのがいつかも覚えていない。じっとしていられないんだ」と話している。

 しかし、競技でトップレベルに戻ることもあきらめてはいないようだ。

「そのためには健康にならなければならない。100%の状態に戻ることはないだろうが、できるだけ近づけたらいいと思う」

「ちょっとした痛みは抱えることになるだろうが、もう二度と手術は受けたくない。7回で十分だ。膝で4回、腰で3回、もうたくさんだよ」

 これまでの輝かしい功績について聞かれたウッズは、「忘れてもらえたらありがたい」と答え、自身が運営する学習センターには、ウッズがゴルフ選手だということを知らない子どももいると話している。

「子どもたちは、僕が誰だか気づかずに通りすぎる。僕が達成したことも知らないのさ」

(c)AFP

 http://www.afpbb.com/articles/-/3069061 より転載

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