【12月8日 AFP】中国・北京(Beijing)当局は7日、大気汚染警報のうち最高レベルの「赤色警報」を初めて発令し、翌8日からは車両ナンバーによる通行規制を発令した。

 2年前に導入された4段階の大気汚染警報のうち最高の「赤色警報」は、深刻な大気汚染が72時間以上継続すると予想される場合に発令される。8日
現在、灰色の濃霧に覆われた北京では、「赤色警報」に従い多くの建設現場で作業が中止され、一部の学校も休校となっている。住民によれば、生徒たちは屋内
にとどまるよう指導されたという。

 独自の観測結果を発表している在北京米大使館によると、ある地点では、肺に深く入り込む有害な微小粒子状物質PM2.5の濃度が、1立方メートル当たり300マイクログラムを超えた。

 警報の下、民間車両はナンバーが偶数か奇数かで市内を通行できる日が制限される。公式統計によれば、2014年末時点の北京の登録車両台数は約440万台とされる。また工場の一部も操業中止または短縮が命じられている。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3069482?cx_part=txt_topics より転載