【12月17日 AFP】10億ドル(約1200億円)以上の資産を持つ女性が過去20年、男性よりも速いペースで増加しているとの研究報告書が15日、発表された。アジアの女性実業家がけん引しているという。

 スイス金融大手UBSと国際監査法人プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が共同実施した報告書によると、2014年末、10億ドル以上の資産を持つ女性は全世界に145人存在した。

 10億ドル以上の資産を持つ男性は、女性よりも大幅に多い1202人だった。だが女性の人数は1995年の22人から2014年の145人まで
6.6倍に増加しており、これは男性の同5.2倍よりも速いペースだった。特にアジアでは、10億ドル以上の資産を持つ女性の数は、3人から8倍以上増
え、25人になった。

 報告書は、アジアの最も裕福な女性たちの多くは企業経営者の1代目で、欧米で教育を受けた後に母国で財を成したと述べている。対照的に、欧米の裕
福な女性は財を相続した人が大半だった。とはいえ、最近の欧米のこうした女性たちは、過去の世代の同様の女性たちと比べ、事業を立ち上げることにより熱心
なことが多かったという。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3070510 より転載