【12月19日 AFP】米大リーグ(MLB)のシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)からフリーエージェント(FA)となっていた岩隈久志(Hisashi Iwakuma)が、マリナーズと再契約を結んだ。契約期間は1年。


 ロサンゼルス・ドジャース(Angeles Dodgers)入りで合意していた岩隈は、身体検査後に契約が白紙に戻されていた。6日、岩隈と3年4500万ドル(約55億円)で合意していたドジャースだったが、身体検査で何らかの問題が発覚。その後もドジャースは、岩隈との話し合いを継続する意向を示していた。


 岩隈はFA後、マリナーズからの1580万ドル(約19億円)のクオリファイング・オファー(QO)と2年3000万ドル(約36億円)の条件提示を蹴っていた。


 マリナーズのジェリー・ディポト(Jerry Dipoto)ゼネラルマネジャー(GM)は、「当初からクマはわれわれにとって最優先事項と言ってきた。ここ数日に起きた出来事により、再び交渉のテーブルにつくことができたのは間違いない。われわれは積極的に動き、クマをマリナーズに連れ戻す道を見つけた」と語っている。


「皆が興奮している。われわれにとって大きな動きとなった。実りの多いオフシーズンの最高の締めくくりになったと感じている」


 昨季は筋肉の問題により20試合の先発登板にとどまった岩隈は、9勝5敗、防御率3.54の成績を収め、8月のボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)戦ではノーヒットノーランを達成。マリナーズでの4シーズンの通算成績は、47勝25敗、防御率3.17となっている。(c)AFP


http://www.afpbb.com/articles/-/3070833?cx_part=photo_topics より転載