【1月4日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は、現役引退後は「王様のように暮らす」だろうと語り、指導者の道に進むことはないと明かした。

 レアルのクラブ最多得点記録を保持するロナウドは、スペイン紙エルムンド(El Mundo)との多岐にわたるインタビューで、常にサッカーが自身を魅了しているわけではないと語った。

「最高の人生を送っているけれど、現役が終われば自分のやりたいことをやって、より楽しめるだろうと思う」

「土曜日にラスベガス(Las Vegas)でボクシングがあれば、友達や家族を観戦に連れて行きたいと思うけれど、僕には時間が無いからできない。でも、『犠牲』を払っているんだからそれを今は嘆くことはない。でもその後は王様のように暮らしたいね」

 米経済誌「フォーブス(Forbes)」によれば、ロナウドは年収7900万ドル(約94億円)でスポーツ選手の長者番付で3位となっている。

 30歳のロナウドは、引退後はコーチ業に進むのではなく、自身のブランド業を続けていくだろうと続けた。

「今、コーチになりたいかと問われれば、ノーと答える。クラブのスポーツ・ディレクターや会長もない」

「27歳の時から自分のアパレルのブランドがあるから、それを成長させたい。サッカーからはあと5、6年、7年、10年で離れることになるからね」

 ポルトガル代表では主将を務めるロナウドは時として尊大振る舞いをし、その成功が批判を招くこともある。

 昨年2月にはアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのダービーで0-4と大敗を喫した数時間後、自身の30歳の誕生日パーティーを開催し、数週間後にはスペイン国内で話題となった。

 間違いを犯したと認めたロナウドだが、自信が才能を形作り、それが3度の世界最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」獲得につながったと考えている。

「何も後悔することはないという人は多いけれど、そんなのはうそだ。少なくとも僕はたくさん後悔している。ただ、それがその人がどういった人間なのかを表している」

(c)AFP

 








http://www.afpbb.com/articles/-/3072054?cx_part=photo_topics より転載