【1月10日
時事通信社】北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、金正恩第1書記が人民武力部(国防省に相当)を訪れて演説し、同国が実施したと主張する「水爆実験」について
「主権国家の合法的権利であり、誰も文句を付けることができない正々堂々たるものだ」と述べたと伝えた。演説の日時は不明。

 この中で金第1書記は「水爆実験は、米帝と帝国主義者の核戦争の脅しから国の自主権と民族の生存権を守り、朝鮮半島の平和と安全を担保するための自衛的措置だ」と正当化した。金第1書記が水爆実験を指示したことは公表されているが、実験後、本人が言及したのは初めて。

 金第1書記はまた、「(5月の)第7回労働党大会を栄光の大会に輝かせるに当たり、党中央は軍隊に最も大きな期待を寄せている」と強調。国防力強
化に向け科学技術の重要性を訴えつつ、「経済強国建設と人民生活向上を支える先端技術の成果を出さなければならない」とも語った。

 韓国軍が核実験を受けて、南北軍事境界線付近で再開させた拡声器による対北朝鮮宣伝放送への言及はなかった。(c)時事通信社

 


http://www.afpbb.com/articles/-/3072687 より転送