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【フランス】極右ルペン党首、イスラム国「処刑」写真をツイートで波紋! [政治]

【12月18日 AFP】(一部更新)フランスの極右政党、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首が16日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の残虐行為を写した写真をマイクロブログのツイッター(Twitter)に投稿し、仏当局の捜査対象となっている。遺族からの抗議を受け、ルペン氏は17日、ISに殺害された米国人ジャーナリストの遺体写真については削除した。

 ルペン氏は16日、テレビ局BFM-TVの記者がFNをISになぞらえたのに対し、「これがダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)だ」とのコメントを添えて、米国人ジャーナリストのジェームズ・フォーリー(James Foley)氏の切断された首が胴体に乗せられた遺体写真、おりに入れられたまま火を付けられた男性の写真、戦車でひき殺される犠牲者の写真を投稿した。

 フォーリー氏の両親は、ルペン氏が政治的な目的で写真を利用したと非難する声明を発表。ルペン氏が「恥知らずにも」無検閲の息子の写真を利用したことで「深く気持ちをかき乱されている」と述べ、フォーリー氏を含む3枚の写真の即時削除を求めた。

 これを受け、ルペン氏は17日、「ジェームズ・フォーリー氏の写真だとは知らなかった。グーグル(Google)で誰もがアクセスできる写真だ」「今朝、遺族が写真の削除を求めていることを知った。もちろん、写真は直ちに削除した」と釈明した。

 ルペン氏のツイッター公式アカウントは83万人にフォローされている。

 マニュエル・バルス(Manuel Valls)首相は、ルペン氏がツイッターに投稿した写真について「身の毛もよだつ」と述べ、「ルペン氏は公の議論を扇動している」と非難した。

 パリ(Paris)西郊のナンテール(Nanterre)の検察当局は16日、ルペン氏のツイートに関して「暴力的なイメージの拡散」に対する捜査を開始したと発表した。ベルナール・カズヌーブ(Bernard Cazeneuve)内相は、問題のツイートを「ISのプロパガンダであり、全ての犠牲者を侮辱している」などと表し、法的措置を求めている。(c)AFP/Laetitia BERAUD

http://www.afpbb.com/articles/-/3070727 より転載

 

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【 ロシア】「市長選」でネコが圧勝!人間の汚職にうんざり? [政治]

【12月16日 AFP】汚職や縁故主義にうんざりした気分が住民の間で広がっているロシア・シベリア(Siberia)地方の都市バルナウル(Barnaul)で非公式の市長選が行われ、生後18か月のスコティッシュフォールドのネコが人間の対立候補らに大差を付け、脚光を浴びている。

 投票はロシアの人気SNSサイト「フコンタクチェ(Vkontakte)」の「アルタイオンライン(Altai Online)」のページで今月に入って始められ、モスクワ(Moscow)の東約3600キロに位置する人口70万人のバルナウルで注目を集めた。市の汚職スキャンダルによる市民の政治離れと憤りが追い風となり、15日までに投じられた5400票以上のうち91%近くをネコのバルシク(Barsik)が獲得した。

「みんな、誰を信じていいのか、もう分からなくなっている」。地元で年金暮らしをしているエフゲニー・クズネツォフ(Yevgeny
Kuznetsov)さんは、バルシクが人気を呼んでいる理由についてAFPにこう説明した。「当局の人間は信頼できないという結論に達したんです」

 アルタイオンラインでの投票の主催者の一人は、市内中心部に「バルシクに投票しないのはネズミだけ!」と書いた看板を設置する資金を集めるためにクラウドファンディングを始めており、これまでに1400ルーブル(約2400円)が集まったという。(c)AFP

 




http://www.afpbb.com/articles/-/3070431 より転載

 

タグ:ネコ当選
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ハリソン・フォードが反論!トランプ氏絶賛に「あれは映画だ!」 [政治]

【12月12日 AFP】「ドナルド、あれは映画だよ!」――2016年米大統領選挙の共和党指名獲得争いトップの不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏から、映画『エアフォース・ワン(Air Force One)』で見せた愛国心の強い行動を称賛された米俳優ハリソン・フォード(Harrison Ford )氏がこう反論する動画が、インターネット上で人気を集めている。

 1997年公開の同作品の中で、フォード氏は専用機をハイジャックしたテロリストに立ち向かう米大統領を演じた。

 トランプ氏は先日、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)とのインタビューで「私は、ハリソン・フォードが大好きだ。彼が私の所有する物件を借りてくれているからだけじゃない。彼は、米国のために立ち上がった人物だ」と述べた。

 これに対し、フォード氏は9日、オーストラリアで朝のテレビ番組「スタジオ10(Studio 10)」に出演した際、半ば本気の顔で反論。「あれは映画だ、ドナルド。映画なんだよ!」と、かすかな笑みを浮かべ、カメラをまっすぐ見つめてコメントした。「現実の世界とは違う。どうしたら分かってもらえるかな?」

 この場面を映した動画は10日、ソーシャルメディア上でトレンド入りし、動画共有サイトのユーチューブ(YouTube)でも多数の人々に視聴された。(c)AFP

 


http://www.afpbb.com/articles/-/3070022 より転載

 

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北朝鮮モランボン楽団のドタキャンは公演内容での摩擦が原因?! [政治]

【12月14日
時事通信社】聯合ニュースによると、韓国の情報機関・国家情報院は14日、国会の情報委員長に対し、北朝鮮のモランボン楽団が北京公演を中止し帰国した理
由について「リハーサルで明らかになった公演内容が金正恩第1書記への崇拝一色だったため、中国側が観覧予定の幹部のレベルを下げ、これに北朝鮮が反発し
たと推定している」と説明した。

 一方、国防省は同日開いた全国指揮官会議で、同楽団の公演中止により「中朝関係が再び悪化する可能性がある」と報告。北朝鮮が対外的に態度を硬化
させ、軍事挑発を行う可能性に留意すべきだと強調した。ただ、これまでのところ、北朝鮮軍に特異な動向は確認されていない。(c)時事通信社

 




http://www.afpbb.com/articles/-/3070210 より転載

 

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サウジ地方選で少なくとも14人が初の女性当選者に! [政治]

【12月14日 AFP】イスラム教の戒律を厳格に守る非常に保守的なサウジアラビアで、初めて女性の立候補と投票が認められた自治評議会選挙(地方選に相当)では、予想を大幅に上回る少なくとも14人の女性候補が当選を果たした。当局者が13日、明らかにした。

「(当選した)女性が1人しかいなくても、誇りに思っただろう。正直なところ、全員落選すると予想していた」。女性権利活動家のサハル・ハッサン・ナシーフ(Sahar Hassan Nasief)氏は、紅海(Red Sea)沿岸の都市ジッダ(Jeddah)でこう述べた。

 12日に投票が行われた今回の自治評議会選では、計2106議席が争われ、女性900人以上を含む6440人が立候補した。女性候補の当選数は、全体に占める割合でみれば、ごくわずかだ。また、地方議会が管轄するのは街路や公園、ごみ収集といった地域行政に限られる。

 絶対君主制のサウジアラビアは、女性の権利が世界で最も制限されている国の一つで、女性は車の運転も禁止されている。参政権が男性にしか認められていないのは、既に世界でサウジアラビアだけだった。

 投票所は男女別に設けられた。公式データをAFPが分析したところによると、女性有権者の投票率は地域によっては約80%に上り、男性有権者を上回った。(c)AFP

 


http://www.afpbb.com/articles/-/3070177?pid=17088700 より転載

 

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フランス極右政党が全地域圏で勝利逃す! 仏地方選 [政治]

【12月14日 AFP】13日に行われたフランス地方選挙の第2回投票は、1週間前の第1回投票で記録的結果を残していた極右政党の国民戦線(FN)が、全ての地域圏で勝利を逃す結果となった。

 FNには、今回の選挙を2017年大統領選挙でのマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首(47)勝利への足掛かりとする狙いがあった。

 だがルペン党首が出馬した北部ノール・パ・ド・カレー・ピカルディ(Nord-Pas-de-Calais-Picardie)地域圏では、与党・社会党が第2回投票を辞退し、ルペン氏は他の右派野党に敗北。また、先週の第1回投票でリゾート都市コートダジュール(Cote d'Azur)を有する南部の地域圏で首位の結果を残していたルペン党首のめいのマリオン・マレシャルルペン(Marion Marechal-Le Pen)副党首(26)も、右派勢力に敗北したことが明らかとなった。

 FNは、停滞する経済に対する怒りと先月13日に起き130人が死亡したパリ(Paris
同時テロ事件によって広がった不安に後押しされ、6日の第1回投票で全13地域圏のうち6地域圏で首位となった。だが、同事件からちょうど1か月後に行わ
れた今回の第2回投票では、大勢の有権者が投票所に足を運び(投票率は約58%だった)、FNの勝利を再び寸前で防止した。

 フランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領の社会党は、少なくとも5地域圏で勝利したもよう。一方、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)前大統領の中道右派連合は7地域圏で優勢となっている。(c)AFP

 






http://www.afpbb.com/articles/-/3070137 より転載

 

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北朝鮮楽団の中国北京公演ドタキャン!「水爆保有」発言の余波?団員逃亡説も! [政治]

【12月13日 時事通信社】北朝鮮の音楽グループ「モランボン楽団」の北京公演が直前に中止され、団員らが帰国した問題で、その理由をめぐってさまざまな臆測が流れている。

 13日付の韓国紙・中央日報は「最も有力なのは、金正恩第1書記の『水素爆弾保有』発言に関連しているという説だ」と指摘した。朝鮮中央通信が
10日、金第1書記の発言を伝えた後、中国外務省の華春瑩・副報道局長は「緊張緩和に資すること」を行うよう求め、暗に金第1書記を批判した。北朝鮮はこ
れを「最高尊厳(金第1書記)への冒涜(ぼうとく)」と見なし、抗議の意味で公演を取り消したという見方だ。

 韓国の通信社・聯合ニュースは13日、北京の消息筋の話として、金第1書記の「水爆保有」発言を受けて、中国当局が公演を観覧する当局者を共産党
政治局員から副部長級(次官級)に大幅に格下げしたと報じた。この消息筋によれば、中国側観覧者の格下げについて報告を受けた金第1書記が急きょ楽団を撤
収させたとされる。

 一方、中国海外反体制派サイト「中国ジャスミン革命」は、訪中したモランボン楽団のメンバー2人が失踪したという情報が流れていると伝えた。逃亡者が出たことに金第1書記が激怒し、公演中止と即時帰国を命じたとされるが、確認されていない。

 このほか、楽団の団長とされる玄松月さんが「金第1書記の初恋の人」などと報じられたことに対し、金第1書記が不快感を示したという説もあるが、中央日報は「その程度で公演を中止しないだろう」という見方を伝えた。(c)時事通信社





 

 

http://www.afpbb.com/articles/-/3070105 より転載

タグ:北朝鮮 中国
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サウジアラビアの女性初参加地方選、メッカ州で女性当選! [政治]

【12月13日 AFP】サウジアラビア史上初めて女性の立候補や投票が認められた公職選挙で、メッカ(Mecca)州マドラカ(Madrakah)の自治評議会(地方議会に相当)に女性が当選した。選挙管理委員会が13日、発表した。


 国営サウジ通信(SPA)が選挙管理委員会の委員長の話として伝えたところによると、当選したのはサルマ・ビント・ヒザブ・オテイビ(Salma bint Hizab al-Oteibi)氏。


 サウジアラビアは絶対君主制のイスラム国家で、世界で最も女性の権利が制限されている。女性は車の運転が禁止されていたり、頭からつま先までを覆う服装が義務付けられたりしている。選挙でも男性しか投票を許されない最後の国だった。(c)AFP

 




http://www.afpbb.com/articles/-/3070094 より転載

 

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サウジで女性初参加の選挙投票開始!女性の立候補は900人以上! [政治]

【12月12日 AFP】サウジアラビア史上初めて女性の立候補や投票が認められた公職選挙の投票が12日、開始された。

 全国248の自治評議会の選挙(地方選に相当)には今回、6000人近くが立候補しているが、そのうち900人以上が女性候補となっている。自治評議会の権限は、街路や公園、ごみの収集といった地域行政に関する決定に限定されている。

 サウジアラビアは絶対君主制のイスラム国家で、世界で最も女性の権利が制限されている。女性は車の運転が禁止されていたり、頭からつま先までを覆う服装が義務付けられたりしている。選挙でも男性しか投票を許されない最後の国だった。

 公共の場でも男女は厳しく分離されているため、今回の選挙期間中、女性の候補者たちは有権者の大半を占める男性有権者たちと直接顔を合わせることはできなかった。

 また今回、女性の選挙参加のプロセスや重要性に関する認識が不十分だったり、女性は自分で運転できないために有権者登録に行けなかったりなどし、
役所での手続きレベルで女性の有権者登録が妨げられたという声も上がっている。そうした結果、登録を行った有権者のうち女性の割合は10人に1人で、女性
候補者が勝利する見込みも薄い。

 ただし、議席の3分の1は都市村落省が指名することになっており、少なくとも何人かの女性が指名されるのではないかと希望を残している。(c)AFP/Ian Timberlake


 

 http://www.afpbb.com/articles/-/3070042?cx_part=topstory_1 より転載

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「マザー・アンゲラ」メルケル独首相の在任10年間の歩み! [政治]

【12月10日 AFP】プロテスタントの牧師の娘として生まれ、「鉄のカーテン(Iron Curtain)」の向こう側で育ったアンゲラ・ドロテア・カスナー(Angela Dorothea Kasner)が、統一後のドイツ首相に就任し世界最大の影響力を持つ女性と目されるようになるまでには、波乱万丈の道のりがあった――。

 アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相(61)には今日、さまざまなニックネームが付けられている。ユーロ圏では「謹厳な尼僧」とやゆされてきたが、必死の思いで欧州を目指す難民からは「メルケルママ」と慕われ、英経済誌エコノミスト(Economist)からは「必要不可欠な欧州人」と評されている。

 共産主義の東ドイツで育ち、再婚で子どもはいないメルケル氏。政治家として一躍頭角を現し、政界のしきたりを平然と打ち破ってきたにもかかわらず、各国首脳と比べてみても在任期間がひときわ長い。

 権力をひけらかすことには無関心な様子で、華やかさとも無縁。首都ベルリン(Berlin)のマンションの一室に、めったに表に顔を出すことのない科学者の夫、ヨアヒム・ザウアー(Joachim Sauer)氏と共に暮らしている。

 買い物は近所のスーパーで済ませ、休暇が取れればアルプス(Alps)山脈へハイキングに行くという。淡々とした口調で演説することが多く、カメラの前では落ち着かない素振りを見せる。手のやり場に困って、両手の親指と人さし指で作るのが癖になったひし形が、党の選挙運動のトレードマークに採用されたほどだ。

 この「普通さ」こそ、メルケル氏が有権者から圧倒的な支持を得たゆえんに他ならない。有権者らは、「ムッティ(Mutti、ドイツ語でお母さんの
意)」の浮ついたところのない実用主義と手腕を高く評価し、歴代の男性首相らが誇っていたカリスマ性よりも、メルケル氏の平凡さの方を好んでいるのだ。

 とはいえメルケル首相は、ここぞという時には大胆な行動をとってきた。良く知られているところでは、2011年の福島原発事故を受けて脱原発を決断。また現在続いている難民危機では、戦争や迫害を逃れようとする人々に門戸を開いた。

■「小娘」から女性初の「首相」へ

 アンゲラは1954年、ドイツ北部のハンブルク(Hamburg)に生まれた。父親はルーテル(ルター派)教会の牧師で、一家はアンゲラの誕生から数週間後に共産主義の東ドイツにある小さな町へ引っ越した。当時は東から西を目指す人の方が多く、時代の流れに逆行する転居となった。

 メルケル首相の伝記を手掛けた作家らは、アンゲラが自身の本当の思いや意図をポーカーフェースの裏に隠すようになったのは、警察国家に暮らした経験からだと分析している。

 学業優秀だったアンゲラは、ロシア語も堪能だった。それはウクライナとロシアの緊張関係緩和のため、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領と協議した際にも役立った。ちなみにプーチン氏は、1989年にベルリンの壁(Berlin Wall)が崩壊した際、旧ソ連の国家保安委員会(KGB)の職員として東ドイツに赴任していた。 

 量子化学で博士号を取得したアンゲラは、ベルリンにある研究所に就職したが、間もなく当時結成されたばかりだった政党「民主主義の出発(DA)」に加わった。

 同党はその後、当時ヘルムート・コール(Helmut Kohl)元首相が率いていたキリスト教民主同盟(CDU)に合流。その頃のコール氏はアンゲラを、かわいがる気持ちと同時に自分よりは目下の者という意識から「あの小娘」と呼んでいた。

 しかしアンゲラを見くびり、後にその代償を支払わされる目に遭った政治家は少なくない。コール氏もそのうちの一人だ。1999年に選挙運動絡みの
献金スキャンダルが発覚すると、「老兵」を自任していたコール氏の首にアンゲラはナイフを突き付けた。党に対し、コール党首の解任を呼び掛けたのだ。

 この大胆不敵な動きで耳目を集めたアンゲラは2005年11月、同国史上最年少というだけでなく、女性として初めてドイツ首相に就任した。

■難民に門戸開き「メルケルママ」に

 ユーロ圏危機においては、疲弊しきった欧州諸国が頼りにしたのがドイツだった。メルケル首相は財政規律を説いて国庫の財布のひもをしっかりと締め、年金を心配するつましい市民らの不安を和らげた。

 急速な高齢化が進む中、経済大国の地位を維持し続けているドイツの国民は、メルケル首相を長く安定の礎とみなしてきた。有権者はそれに報いる形
で、3回の選挙でメルケル氏に勝利をもたらした。世論調査の結果を見ても、同氏は最も人気の高い政治家として久しく不動の位置を占めている。

 しかし、普段はその慎重さと入念さで知られるメルケル首相に今夏、あるあだ名が付けられた。亡命申請者らにドイツの門戸を開いたことから、「Mama Merkel(メルケルママ)」と呼ばれるようになったのだ。

 この方針は同首相の10年の任期中で最大の賭けとなり、政治的遺産の形成に関わる問題を引き受けた格好となった。

 債務問題に苦しむギリシャに対してかたくなな態度を貫いたことから、ナチス・ドイツ(Nazis)の制服を着た風刺画が出回ったメルケル氏だったが、その一方、難民問題では人々の人間性と、欧州連合(EU)の他の加盟国の連帯感に訴える嘆願をしてみせた。

 独ニュース週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)は同氏をマザー・テレサ(Mother Teresa)になぞらえ、尼僧の服をまとった「マザー・アンゲラ」のイラストを掲載した。

 移民流入をめぐる国内からの批判に対してメルケル氏は、「緊急事態に直面し、親切心を表すことに対して謝罪が求められるようになったら、それは私の国ではない」と切り捨てた。

 週刊紙ディー・ツァイト(Die Zeit)はメルケル氏のこの門戸開放策について、「任期中で最も度肝を抜く、最も思い切った」決断だったと言えるかもしれないと指摘している。(c)AFP/Frank ZELLER

 


http://www.afpbb.com/articles/-/3069787 より転載
 
 

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