【11月29日 AFP】反捕鯨団体シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation SocietySS)は29日、日本が南極海での「調査」捕鯨を再開する方針を表明したことに対し警告を発し、オーストラリア政府に介入するよう求めた。

 シー・シェパードのアレックス・コーネリッセン(Alex Cornelissen)氏は、「われわれは、南極海のクジラは国際法やオーストラリアの法律、シー・シェパードによって保護されていると日本政府に再確認させたい」「従って、南極海鯨サンクチュアリ(Southern Ocean Whale Sanctuary)やオーストラリアのクジラ保護区(Australian Whale Sanctuary)で行われるいかなる捕鯨も、犯罪行為とみなされるだろう」と警告した。

 シー・シェパードの主要な抗議船「スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)号」は現在、オーストラリアのメルボルン(Melbourne)に停泊しており、同団体は再び日本の船団を追跡するかどうかは明らかにしなかった。日本メディアは、日本の船団が12月末に出発する予定だと報じている。(c)AFP