【12月10日 AFP】インターネットサービス大手の米ヤフー(Yahoo)は9日、中国電子商取引大手アリババ(阿里巴巴、Alibaba)の株式を切り離す事業再編計画を撤回し、代わりに中核のインターネット事業をスピンオフ(分離・独立)する方針を発表した。苦境にあえぐヤフーの先行きをめぐり不透明感が増す恐れがある。

 今回の決定は、ヤフーに多額の税負担を課すアリババ株をスピンオフするという同社のこれまでの計画を180度方向転換するものだ。

 だが、ヤフーは新会社の下で事業を分離するという方針は堅持しており、ヤフー崩壊がささやかれる中、これが中核のインターネット事業売却に道を開く可能性もある。

 ただ、同社は中核事業を売却する意志を否定し、マリッサ・メイヤー(Marissa Mayer)最高経営責任者(CEO)の経営再建手腕を信頼していると改めて表明している。(c)AFP/Rob Lever

 


http://www.afpbb.com/articles/-/3069765 より転載